こんにちは。
まだぎりぎり梅雨入りしていない東北地方ですが、
気温は夏日になってしまっており、
少しの湿り気でも雑草の伸びはノンストップなこの頃です。
これで梅雨に入ったら、確実にエンドレス草刈りが待ってます。。
そんなバタバタな毎日ですが、
雑草の伸びと同じく、
ぶどうも新梢(今年芽吹いた枝)をバンバン伸ばしています。
そして、果樹の中では最後の方と思いますが、
ぶどうも花を咲かせ始めました。
ワイン用のぶどうは花が咲いても手をかける一房単位での作業は無いのですが、
生食用についてはここからが怒涛の管理作業が始まります。
まずは、花穂整形(花切り)です。
ぶどうだけでないですが、ほとんどの果樹は花をたくさん着けます。
このまま育てていくと、いわゆる人が食べているサイズのぶどうにはなりません。
この花をだいたい1/5程にまで切り詰めて、
栄養を詰め詰めにする事で立派なぶどうになります。
私は前職ではワイン用のぶどうしか触っていなかったのですが、
生食用のぶどうを触ってみて、その手のかかり方に、
頭では理解していたつもりでしたが、
実際にやってみると、・・・あ゛〜、なるほどね。。
といった感じです。笑
ぶどう栽培の多くは、機械でどうこうなる作業じゃないし、
とにかく人の手をかけないとちゃんとしたものにならない作物です。
ぶどうを口に入れられる時、
もしくはワインを口に注いで頂く時に、
生産者の姿を感じていただけたら、
本当に造り手冥利に尽きると思います。
自分が定植した生食用のぶどうはまだ2年目で今年は試す程度で、出荷には至れないのですが、
その他に、樹齢数十年のぶどうを数品種、栽培管理させて頂いています。
ぶどうは植えてすぐにならないという中で、
既に成木となっている樹を管理させていただけているこの環境に感謝し、
自分なりの考え方で良い物が創れるかをチャレンジしています。
来週は、生食用ぶどうのジベ処理(1回目)の嵐です。
ここからは、一房一房の摘粒(房作り)から傘かけと袋かけまで、ここ1〜2ヶ月が作業のピークを迎えます。
身体に気を付けながら、頑張っていきます!!